亀のこと
昔は爬虫類なんて嫌いだったし、亀なんて興味なかった。
実家の裏には池があり、亀はたくさんいたしむしろ亀の残念な姿も見たことがたくさんあって、亀は飼うものではないと思っていた。
友人が亀を飼いだしたとき、自慢され写真を見せられ、エピソードを飲みながら聞かされ、なぜそこまで亀にハマる?と思っていたが、今ではその友人とは亀トークで酒が何時間でも飲めるようになってしまった。
犬を飼っていたこともあり、毛のある哺乳類最高イェーイって人間だったのに、この子を拾ってから世界は変わったのだと思う。
特に亀、亀関係は片っ端から可愛いと思ってしまう。
恐ろしい、実に恐ろしい。
ペットショップに行っても犬や猫より爬虫類コーナーにいる時間が多い。
小さい亀は可愛い、可愛いんだこれが。
毛のある哺乳類に魅力を感じないかと言われたらそうでもなく、今のマンションがペット可になれば飼いたい気持ちはとてもある。
名前をつけて餌をやる、この行為に私の母性本能がくすぐられたのかと分析しているけれど、鳴きも媚びもしない亀のどこがいいのか。 わからない、わからないけど、愛おしい。
写真もバカなの?と言われてしまうほど撮っている。
亀バカと言われて納得できない部分もあるけれど、亀は飼わなきゃわからない動物なんだなと思う。だから、みんな亀を飼えと思っている。